
セミコロン(;)
句読点の1つで(;)の記号。
コンマ( ,)より大きく、ピリオド(.)より小さな区切りを示す。
形はコロン(:)と似ているが、用法は全く違うので間違えないようにしなくてはいけない。
セミコロンには次のような用法がある。
①対照的な内容の節を接続詞を用いずに並列する場合
・強者は常に正しく、弱者は常に悪者にされる。
The powerful are always right; the weak always wrong.
②中にコンマを含む句を区切る場合
・私の好きな花は次のようなものだ。すなわち、色のよさから言えばばら、そしてその明るさから言えばきんぽうげ。
These are my favorite: rose, for their color; and buttercups, for their cheerfulness.
コロン(:)
句読点の1つで(:)の印。
次に内容の敷衍(ふえん)的または付加的説明、言い換えなどが続くことを示す記号。
よくセミコロン(;)と間違えられるが、セミコロンは区切りを表し、コンマとピリオドの中間的終止の記号であるから、全く性格が異なる。
コロンはいわば(→)のような性格を持ち、次に続くことを表す点が大きな特徴である。
①文中での本来の用法。
(i)次に敷衍(ふえん)的・付加的説明が続くことを表す。
・この調査の目的は次のとおりである。すらわち ……..
The aims of this survey are (as follows)….,
(ii)やや格式ばった、長めの引用文の前に使われることがある。
・首相は記者会見で次のように語った。「我々は国会の解散は考えていない。しかし…….」
The prime minister told the news conference: ” We are not considering the dissolution of the Diet. However, …..”
②慣用的な記号として.
(i)《 米 》で時刻を数字で示すとき
10:25 a.m.
(ii)著者名に続いて書名をあげるとき.
Theornton Wilder: Our Town, 1983
※(参考)ライトハウス和英辞典第5版
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